アルペンチーズケーキ＆ショコラ

山岳観光地の魅力を発信する

「日本のスイス」と呼ばれることもある、富山県。立山や黒部を中心とした山岳地帯は、国内でも有数の観光スポットだ。黒部・宇奈月温泉では、海外の山岳観光地の一つである、スイス・ツェルマットをモデルケースにしたいと考えている。街のなかを電気バスが走るなど、環境に配慮した観光都市を目指す取り組みが見られる。また、スイスは酪農が有名なことから、チーズを使ったスイーツを考案して、「アルペンチーズケーキ」が誕生した。

食べ歩きや持ち帰りができるケーキ

地元の『くろべ牧場』の牛乳から、ベイクドでもレアでもない「クレームダンジュ」という、ふわふわ食感のチーズケーキが作られる。食べ歩きや持ち帰りができるようにと、サイズは１カットとホールの２タイプ。チーズの濃厚さと風味が感じられる「アルペンチーズケーキ」と、チョコのコーティングがされた「アルペンチーズケーキショコラ」がある。それぞれ生地を変えており、ショコラはチーズケーキにチョコレート入り。

食べ方は、あなたのお好みで

雪のような白いチーズケーキは、チーズの香りが鼻から抜ける感じで、舌だけでなく鼻も喜びそう。お好みでラズベリーソースをかけて召し上がれ。チョコレートが主役のチーズケーキは、チョコレート好きが食べたくなるという味に仕上がっている。ぱりっと食べるチョコレートから、少し溶けてきたチョコレートまで、食べごろの見極めはあなた次第。ふわっと口のなかで溶けるこだわりの食感を味わいたい。

富山の観光は、これから広がる

黒部の新ルートが開通予定となり、立山黒部アルペンルートの第３の玄関口になる「宇奈月エリア」。アルペンのイメージを定着させようと、いち早くから「アルペンチーズケーキ」を立ち上げ、山岳観光に力を入れてきた。オーナーの中島さんは立山と黒部を１つのエリアと捉え、観光リゾート化していきたいという構想を描いている。宇奈月駅前もアルペンで有名なスイスの雰囲気を意識しており、今後は新しいお店づくりに着手したいと意気込む。