Black Buddha & White Buddha

高岡大仏すぐそばにある憩いの場

銅器の街・高岡のシンボルでもある「高岡大仏」。観光目的で訪れる県外の人から、昔馴染みの地元の人まで、多くの人が参拝に訪れる。高岡の街を盛り上げたいとの想いで、高岡大仏のすぐそばでスタートした『amida coffee』は、2022年12月で1周年を迎えた。大仏周辺を訪れる人たちをコーヒーやスイーツでもてなし、憩いの場として親しまれている。

道路の左手に高岡大仏、右手に『amida coffee』がある
大仏の近くならではの店舗づくりも楽しみの一つ。
世界各地の農園からコーヒー豆を取り揃え、国際資格「Qグレーダー」を持つ職人が焙煎している
豆はもちろん、ドリップパックなどの気軽に手土産にもできる商品も人気

大仏にちなんだユニークなメニュー

お店のメニューを見てみると、「ブッダの煩悩」「だいぶっちゃんのグーパンチ」など、大仏を連想させるユニークなネーミングが目を引く。なかでも、大仏の形をした、かわいらしい一口大の「大仏カステラ」は、お店の看板商品だ。オープンから少しして誕生したチョコレートケーキ「Black Buddha&White Buddha」もまた、人気の一つ。表面を大仏の螺髪のようなチョコレートパフが覆い、上にささった光背のような半円はクッキーで作られている。中にはチョコムースがぎっしりと詰まっていて、サクサクとしっとりの食感の使い分けがクセになる。

大仏を見立てたチョコレートケーキ「Buddha」。ブラック・ホワイト2種類の味を展開する
人気商品の「大仏カステラ」は、特注の型に記事を流して焼かれている
愛らしい見た目に、カメラを構える人も多い

交流拠点として、高岡の街を盛り上げる

スイーツ以外にも、オープン当初から話題なのが、大仏のラテアートが書かれた「大仏ラテ」。クリーミーな泡と深みのあるコーヒーの味わい、飲むのがもったいないと感じるほどの見た目に、ほっと気持ちが安らぐ。『amida coffee』には、ゆったりとカフェタイムが楽しめる1階と、レンタルスペースとして利用できる2階がある。2階は、いろいろな教室やミーティング、宴会などにも利用されていて、「交流拠点として、さまざまな人に訪れてほしい」と店長の福岡さんは話す。

手際よく仕上げられるラテアート
2階席の窓からは、高岡大仏がよく見える。