光や風で表情を変える方位磁石
「compass disk」は、半円状にカットしたステンレスディスクを使った、卓上型のオブジェだ。0.1㎜の厚さもない薄く軽いディスクの中心を磁石で挟んでおり、木の台にのせると磁力が働いて、ゆらゆらと揺れながら南北を指してくれる。もともと、精密機器のパーツ間のわずかな高さ調整に使用する、薄型金属の加工を得意としていた同社の技術が活かされている。また、台座の部分は家具の端材で作られており、サスティナブルな商品とも言える。ウォールナット、ケヤキ、メープル、チェリーの4種類のアソートになっており、箱を開けるまで木材の種類がわからないドキドキ感も楽しみの一つ。
微細なレーザー加工が実現させた美しさ
デザインしたのは、東京に事務所を構えるデザイナーの三星安澄さん。カットの仕方が異なる3種類の薄いディスクを、裏面からレーザーで照射することで、表面に細かな模様を表した。「LINE」「FACE」「SCALE」と名付けられた模様は、それぞれに繊細な表情を作り出している。室内に置いておくと、光に反射したり風に揺れたりしながら、もとの位置に戻ろうとする様子は、インテリアとして眺めるおもしろさがある。
[お取扱いのご注意]
●ディスク部分は、薄いステンレス鋼でできています。無理に折り曲げたり、握ったりすると破損の原因となります。
●ベースには端材の天然木を使用しているため、樹種や木目、色合いに個体差があります。
※本製品は、ネオジウム磁石を使用しています。下記の点に十分ご注意ください。
・電子医療機器へ磁石を近づけると、故障を招く恐れがあります。心臓ペースメーカーなど電子医療機器を装着した人や、電子医療機器に近づけないようご注意ください。
・携帯電話、CDプレーヤーなどの電子機器、磁気カード、フロッピーディスクなど磁気の影響で利用できなくなる場合があります。
・磁石で指などを挟まれると、怪我をする可能性があります。本製品から無理に磁石を取り外さないようにしてください。
・磁石を飲み込むと窒息の危険があります。また体内で滞留することもあるため、万一磁石を飲み込んだ場合には、すぐに医師の診察を受けて下さい。
・水分等の影響で錆びることがあります。高温・多湿の場所や、水のかかる場所での使用はお控えください。